2008年09月02日

●ステアリン酸とミリスチン酸。

ソーパーさん達の中では有名なステアリン酸とミリスチン酸。

気泡力を出したり、溶けにくくしたりと大活躍な脂肪酸なので以前から興味がありました。
オイルの組み合わせによってはそのどちらも弱く出来上がってしまう石鹸を、補強(?)するにはもってこいのアイテムと思っていたので。

んー……でも。

ステアリン酸の融点は、70度程度だそうで。
これじゃあ「コールドプロセス製法」の恩恵にあずかれないのでは?…と思い、暫くあちらこちらを調べて彷徨っておりました。

おりましたら。
・・・・ございました。
uki☆uki☆せっけんライフさんの掲示板に。

やはり、コールドならではの石鹸に残る成分が、分解の憂き目にあってしまうみたいです…。
(詳細は先方の掲示板「記事No:1644」をご覧くださいませ。)


いちおう、この観点から見るとミリスチン酸はギリギリセーフかな〜?……とか(汗) こちらの場合も、ミリスチン酸の融解温度に苛性ソーダ水溶液も合わせてあげる必要があるわけですね。片方だけ温度が高くても……と。

どっちも良い所取りって、なかなか難しいんですねぇ…。
 
posted by Yuri at 23:22| 石鹸雑記

2008年02月06日

●ハーブと香りの残り具合。

石鹸への香り付けには、
  • エッセンシャルオイル(EO)を入れる
  • フレグランスオイル(FO)を入れる
  • オプションの香りを生かす
  • オイルの香りを生かす     

・・・この他に、
「ハーブを活用する」というのがありますよね。
  • オイルに漬け込む(インフューズド)
  • ハーブティーを使う
  • アルコールに漬け込む(チンキ)

ハーブを活用するという方法には、そのハーブの効能も抽出して取り入れたいという部分もあるんですが、やっぱり「香り」で考察するとハーブティーやインフューズドオイルではなかなか満足のいく結果が出ません……。

今のところ上手く行ったのはチンキを使った石鹸だけ。

チンキのアルコールを加熱し飛ばして、『水分量の一部置き換え方式』で5分撹拌後に混ぜ込んだレシピの石鹸だけ、熟成後まで香りが残っていますです。

後日、また違うチンキで仕込んでみて。
どういう結果になるか試してから考察を深めたいと思います〜♪


でも、チンキ入れ込むレシピだと、茶系のシブ〜イ色に仕上がっちゃうんですよ…ね…。インフューズドだったらそんなにタネ生地の色は変化しないので、ナチュラルな仕上がりになるんですが。
効能がアップする分ガマンなのかなぁ・・・?(苦笑)
 
posted by Yuri at 23:40| 石鹸雑記

2008年01月15日

●ソープディッシュの役割。

手作り石鹸は、市販の物より溶け崩れやすい。

その為、湿気対策としてソープディッシュの形状にも気を配る必要がありますよね。
水切れのいい物を探して回ったり、石鹸を2個用意して一日ごとに使い分け(交換す)る事で乾燥効果をアップさせてみたり・・・。

その別に。
水切れを良くしておかなければならない、大事な理由もあります。
それは、健康と清潔を保つためです。

湿気や水分で濡れた石鹸から流れ落ちた石鹸水。
この石鹸水は、栄養価の高い液体となっています。
雑菌や虫(ざっくりとした範囲ですが…)にとって、です。

それらの繁殖を防ぐ努力は欠かせません…! (^^;)

我が家は2層式のソープディッシュを使っていますが、
お風呂に入るたびに、下の受け皿に溜まった水分を捨て、濯いで綺麗にしてから浴室を出る事としています。手作り石鹸に出会う前からずーっと続く家族のお約束、です。
これで現状のところ、ヤバい感染等には行き当たっておりません…。
抵抗力が弱い者が居ない事が幸いしているのかもしれませんが。

必要以上に怖がる事もないですが、
「流れの止まった水は腐る!」のは大航海時代の人にだって常識、と言う事で、清潔さに手を抜かずにいたいな、と思います〜。


※上記記事は「ざっくり」とした内容です。
 気になる方は調べてみて下さい☆


防腐剤の入っていない手作り石鹸は生もの、と思えば、その水も然り。
posted by Yuri at 21:43| 石鹸雑記

2007年12月24日

●EOでなくFOなのは。

EO(精油)=エッセンシャルオイルは、苛性ソーダと反応すると分解されてしまうためです。
せっかくの香りの成分が破壊されて無くなってしまう…。
香りを残そうとするならば、分解される以上の量が必要となるわけで。

その分、FO=フレグランスオイル(化粧品グレード)は少ない量でしっかり香りが残ります。
個人的な意見ですが、私は2つの観点から通常は石鹸にはFOを利用しています。

  1. エコ…というよりも、性分の貧乏性の為に、大量の植物からほんの少ししか採れない『精油』を分解されるのを知ってて使うのが勿体ない、と言う事。
    (精油は結構持っていますが、アロマランプや分解の心配がない化粧水やリンス等で最大限に有効活用した方が自分的にはいいのかな…と。)
     
  2. 原液のまま直接肌に塗れないように精油は濃度に注意が必要なのと、体調等によっては禁忌があるため、細心の注意が必要で『気軽な着香剤』としては扱えない。
    (家族友人の多人数で楽しむ為できるだけマルチソープである事が望ましいのです。材料のアレルギー等は判断し易いものの、アロマテラピーの知識は難易度低くないですし…。)

「着香」という意味で考えると、一番の理由は「もったいない」……かなぁ…?(笑)
高いですから・・・。
比較的安価で手に入りやすいラベンダー等は量に気をつけて生地へ投入するか、熟成後練り込む形で使う感じです。
(FOにはない香りもありますからね!)

…なのでもっぱら最近は、贅沢な精油をもちいた石鹸はショップ様で購入するのが自分へのご褒美と思って楽しんでおります〜。
 
posted by Yuri at 01:17| 石鹸雑記

2007年12月23日

●苛性ソーダを溶かすとき。

…溶け残りができてしまって。

プロトタイプを作ったのが3月。
酷暑の保温管理に怯え、仕事に追われて、やっと再開できたのが11月下旬。
この長い時間が原因だったようです。

答えは、小幡さんのHP[Tao's Handmade Soap]内のSoapers BBS過去ログ0029にありました。

精製水に溶かした際、白濁がおさまって透明になった底に、苛性ソーダというよりも「大粒の塩の結晶」の様な物がちょこっと残っていて。撹拌棒で潰すとゴリッと細かくなって溶け消えるので、その様子が塩っぽいなぁ…と思っていたら。
どうやらそれは「炭酸塩の微粉」らしいのです。

苛性ソーダ。空気中の水分を引き寄せて溶け始めてしまうくらいですもの、何度も開け閉めすれば&開封後長くたてば風化しますよね、納得!
開封したら、さっさと石鹸作って消費しないと…ということです(笑)

原因判明、一安心♪


※今回の記事が気になる方は、上記掲示板を直接ご覧になって該当記事をお読みください。このトラブルと原因・解決内容は、あくまでも管理人Yuriの状況下のものです。
 なお、私が使っている苛性ソーダはペレット状です。
 
【その後・・・】
posted by Yuri at 20:35| 石鹸雑記